初めて入る林道。
幻想的な空気を纏う古木が佇む。
濃密な霧に沈む木々に囲まれ、存在が一層際立っていた。
幹も枝も関係なしに、全体から葉が生えている。
幾度となく森には入っているが、初めての光景だ。
木との出会いは特別なもので、その瞬間が記憶に残り続ける。
そしてこの出会いを伝えるために、美しい記録として残すために、私はシャッターを切った。
撮影時にカメラ内設定をマニュアル操作し、その場での絵作りを追求。
現場の光と空気感、光景と出会った際に生まれた感情を作品に落とし込む意識を重視しています。